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【中学受験】予習シリーズの賢い使い方!(5年上算数) 第1回~5回


こんにちは並木(@chujulab_namiki)です。

四谷大塚の予習シリーズが改定されましたね。そこで予習シリーズを効率的に学習する記事今後あげていこうと思います。四谷大塚に通塾されているご家庭はもちろん、予習シリーズをテキストとして用いている準拠塾に通塾されているご家庭をターゲットとして連載していきます。

また、自習用として予習シリーズ購入したご家庭にも有用な内容としていきたいです。

四谷大塚の予習シリーズの教材について

四谷大塚の予習シリーズを解説するにあたり、四谷大塚とは別の塾に通っており四谷大塚の予習シリーズの教材をお持ちでいない方もいるかと思います。

そんな方は下記四谷大塚の公式ホームページからネット購入することができますので是非購入を検討してみてくださいね。

参考 四谷大塚ドットコム四谷大塚ドットコム

基本的な進め方

必修例題→類題→基本問題→練習問題→→復習問題→基本問題(総合)→練習問題(総合)→チャレンジ問題で進行するのがおすすめです。

チャレンジ問題の取り組みは四谷大塚の偏差値で57以上を目安としています。

第1回の使い方

倍数と約数

押さえたいポイント

・公約数とは最大公約数の約数であること。
・公倍数とは最小公倍数の倍数であること。
・連除法(すだれ算)を利用して最大公約数や最小公倍数を求めること。
・わり算のあまりと等差数列の問題では数列が与えられていない場合は自分で書くこと。
・6で割ると1あまる数→6の倍数-5、8で割ると3あまる数→8の倍数-5のように書き換えられること。
・周期算に最小公倍数を利用できること。

学習上のアドバイス

倍数と約数の問題は難関校でも好んで出される分野です。あまりを利用したり、連除法(すだれ算)を利用したりと独特の解法も目立ち、ライバルと差がつきやすい分野といえます。必修例題3や必修例題5のように別解がある場合は、解法を増やしておくと今後に活きるでしょう。

今回の単元である「倍数と約数」において理解が難しい場合には、予習シリーズ4年生の「等差数列」(上巻16回)、「約数」(下巻1回)、「倍数」(下巻2回)などを参照して知識を再確認することが大事です。

第2回の使い方

平均に関する問題

押さえたいポイント

・平均=数量の合計(のべ量)÷個数
・数量の合計(のべ量)=平均×個数
・複雑な問題の場合は面積図を書くこと

学習上のアドバイス

平均に関する問題はつるかめ算のように面積図による解法が有効な場合があります。「平均=数量の合計(のべ量)÷個数」のような公式を使った解法に加えて面積図で平均算が解けるようになると周りと差をつけることができるでしょう。

第3回多角形の性質の使い方

押さえたいポイント

・平行四辺形の面積=底辺×高さ
 台形   の面積=(上底+下低)×高さ÷2
 ひし形  の面積=対角線×対角線÷2
 三角形  の面積=底辺×高さ÷2

・多角形の内角の和=180×(多角形の頂点の数ー2)度
 多角形の外角の和=360度
 対角線の本数  =(多角形の頂点の数ー3)×多角形の頂点の数÷2

・30度、60度、90度の直角三角形の斜辺は最も短い辺の2倍であること。

学習上のアドバイス

すでに入試問題レベルの内容も盛り込まれており、後半は難易度が大きく上がっています。p30に面積を求める工夫として小さくまとめられていますが、ここに書かれている内容は重要なので理解し、解けるようになると周りに差をつけることができるでしょう。

p31のような補助線が必要な問題は賢い子どもでも自分で思いつくのは至難の業です。解法を理解した上で覚えるという作業ができると効率よく成績が伸びると思います。

おすすめの参考書

今回の多角形の性質について「秘伝の算数―算数の世界を楽しく極める (入門編(4・5年生用)) 」が参考になるので算数が好きだったりや他の解法を知りたかったりという場合はおすすめです。

第4回の使い方

割合(2)

押さえたいポイント

・1割= 10%=0.1
 1分= 1%=0.01
 1厘=0.1%=0.001

・割合=比べる量÷もとにする量
 くらべる量=もとにする量×割合
 もとにする量=くらべる量÷割合

・複雑な問題の場合は線分図ややりとりの図を書くこと

学習上のアドバイス

割合の公式を間違えたり、混乱したりする場合は100円の10%のような簡単な例題で公式を確認するとミスが減ります。還元算やマルイチ算は特殊算という扱いがされていますが、丁寧に線分図を書くことが最も大事でそれほど解法にこだわる必要はありません。

結局のところ、どの数に対する割合なのかということが大事で、それをわかりやすく視覚化するために記号を使っているに過ぎないからです。やりとり算は食塩水の問題に応用できるのでマスターしておく手持ちの解法が増えて受験や模試で有利になります。

第5回の使い方

総合

学習上のアドバイス

間違えた問題がある場合は第1回~4回に戻って確認をし、類題を解いて復習をすることをおすすめします。現時点で理解できなかったり間違っている箇所を放置してしまうと、この先の学習でつまづいてしまう可能性が高いです。わからない箇所や苦手な箇所が特定できるうちに対策をすることが重要です。