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【保存版】早稲田付属校の過去問比較 算数編


こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。

しばらくぶりの記事投稿となります。歴史アプリの問題作成に思ったよりも時間をとられてしまってブログの更新を止めてしまいました。

しかし作業がほぼ終了し、時間に余裕ができたので今回は早稲田大学の付属校の過去問分析を行いました。この記事が誰かの為になることを願っております!

それでは、どうぞ!

早稲田付属校の過去問比較『算数』

都内の早稲田大学の付属校である「早稲田中学校」と「早稲田実業学校中等部」と「早稲田大学高等学院中等部」の2020年度第1回『算数』を今回の分析対象とします。

結果を表にまとめましたのでご覧ください。

早稲田中学校(Y80偏差値64)

円周率は7分の22とするため注意が必要です。特徴としては計算問題が存在しないことが挙げられます。いきなり小問集合からです。受験生のレベルを考えると大問1と2はミスが許されないレベルで、差がつくのは場合の数や速さや立体切断の大問といえます。出題は典型とその発展が中心で確実に得点するのには実力が必要です。

早稲田実業学校中等部(男子Y80偏差値64・女子Y80偏差値69)

立体図形の分野からの出題が少なめで平面図形の分野が多めなのは特徴的です。また文章題が充実していて、時計の問題と仕事算と食塩水を合わせた問題は典型題からややずれているためとまどう子もいるでしょう。

早稲田大学高等学院中等部(Y80偏差値63)

思考力に偏った出題といえます。今回分析した早稲田の付属校の中では難易度が最高だと思います。しかしながらY偏差値で見ると他の二校に比べて偏差値がやや低いです。これは問題が難しすぎて平均点が低く差がつかない状態であると分析できます。

現実的な対策としては大問1の小問集合と他の大問の小問2番までを、確実に得点することを目安にすると良いでしょう。

まとめ

早稲田の付属校とはいえ、学校ごとの特色が入試問題に出ていておもしろいですね。個人的には、早実の問題が一番好きですね。バランスもよいし、典型ばかりというわけでもないです。

早稲田中は典型すぎるといった印象で、まるで模試の問題のように感じました。早大学院は着眼点は面白いですが、難易度が高すぎて入試問題としての機能が低いため低評価です。開成にリメイクされてもおかしくないなという印象です。

この過去問分析が参考になれば幸いです!