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高学年なら実施必須!?「中学への算数」を徹底解説!

こんにちは並木 (@chujulab_namiki) です。

小学校高学年ともなると塾のカリキュラムも進み様々な問題を扱っていると思います。

そんな様々な問題を扱っているなか、みなさんは「中学への算数」という問題集をご存知でしょうか?


知っている人なら知っているこの「中学への算数」という問題集。そこで今回は算数の実力を効率的につけることができる「中学への算数」の使い方を紹介します。

それでは、どうぞ!

1.なぜ中学への算数なのか

中学への算数は最難関校を目指すならば取り組むべき教材として扱われますが、最難関の受験生以外の算数の実力をつけたい小学生にとって非常に有用です。

それは市販の問題集よりも掲載されている問題の鮮度が良く最新の問題を数多く取り扱っているからです。市販の問題集の多くが数年前に発売されたものであり、下手をしたら20年ほど前に発売された算数問題集もあります。

古い問題集だから一概に悪いとはいえませんが、すでに出題されなくなってしまった化石問題が掲載されていることがあるため問題の取捨選択ができないと効率が悪いです。一方で「中学の算数」は直近の中学入試の過去問から多くの題材を扱っているため最新の入試傾向に効率的に触れることができます。

2.全て取り組む必要はなし

「レベルアップ演習・要点の整理・日々の演習」の項目に取り組むだけでも十分実力がつきます。算数が非常に得意だったり最難関の中学を狙わない場合は「レベルアップ演習、要点の整理、日々の演習」の3つの項目をこなすだけでも十分に実力がつきます。

たしかに「発展演習、学力コンテスト、中数模試、中数オリンピック」といった項目も非常に質が高く算数が好きな子が趣味的に取り組む価値は十分にあります。しかし一般的な中学受験生にとっては難易度が高く、最難関校の志望でもない限り合否には直結しないレベルです。

そのため無理に取り組む必要はありません。せっかく購入したのに解かない問題があるのはもったいないと思うかもしれませんが、別に新聞や雑誌も隅から隅まで読むのではなく自分の興味のあるページや話題になっている部分を読む場合が多いと思います。

最新の問題に触れたいというだけならば2021年度受験用銀本を購入すれば良いですが、解答のみですので非常に使い辛いです。一般的な家庭では扱い切れないでしょう。

3.増刊号もおすすめ

「合格を決めるキーポイント」「必ず解きたい算数の100問」「有名進学塾の算数模試」といった中学への算数 増刊号も非常におすすめです。こちらも最難関を狙わない場合は難易度が高い問題は飛ばしても問題ないです。あくまで最新の良質な問題に効率的に取り組むのが目的ですので全ての問題を解ける必要はありません。

まとめ

中学への数学は非常に良い教材ですが6年生から始めると時間が取りづらいので、5年生のうちに既習した単元の問題に取り組むのが現実的でしょう。