こんにちは、並木(@chujulab_namiki)です。
ノートパソコンが故障して更新が遅れてしまいました。
しばらくぶりの更新となります。お待たせいたしました。
さて今回は低学年向けの市販教材の記事となっております。
どの問題集を買うといいか種類が多いとわからないですよね。
そこで今回は私、並木が低学年向け算数問題集を比較してみました。
それではどうぞ!
1.最レベ算数問題集
問題の難易度は標準、ハイレベル、最レべに分けられています。ハイレベルは中学受験の典型問題が並んでいる印象です。最レべの3年生ではY偏差値(四谷大塚)50~60代の過去問からの出題もあり小学3年生にとっては難しいと思います。また解説がかなり簡素であり復習はし辛いと思います。
さらに説明のためのページは特になくその単元を学習していないと初見で解くのは難しい問題が多く含まれています。すでに通塾しており習った単元の復習用といしてなら購入を検討してもよいですが基本的にはおすすめできません。
2.トップクラス問題集
今回紹介する中では難易度が一番高いかもしれません。過去問からの出題が非常に多く見られ、慶應義塾中等部のような難関校も掲載されています。対象学年の一つ、場合によっては二つ上の子どもが挑戦しても解けないであろう問題が含まれています。また解説も少なくおすすめできません。
保護者の方が子どもの勉強にがっつり関わることができ、難易度の高い問題集を求めているのならばありだと思います。ほとんどの子が自学自習できる量と質ではないと思います。
3.スーパーエリート問題集



関東ではなじみがないかもしれませんが、関西では有名な希学園の塾長が出版している問題集です。問題の前にポイントをまとめたページがあり、解説もそこそこ詳しいです。難易度は最レべとトップクラスの中間といった印象です。
最レべやトップクラスと比べて要点をまとめたページや解説が詳しいこともあり自学自習には最も向いていると思います。別冊の文章題をまとめた問題は難易度が高く解きごたえがあると思います。
4.きらめき算数脳


サピックスが出版している問題集ですのでサピックスの入塾対策には一番効果的です。特徴としては思考力や読解力を必要とする問題に特化している点です。
思考力系の問題は入試にも出題され合否を分ける問題にもなりうるのですが、高学年になさや割合や図形など他の分野が難しくなるので、思考力問題に割く時間は減りがちです。そのため比較的時間のある3年生や4年生までに思考力系の問題に触れておくと将来的な成績の安定につながります。
5.Z会グレードアップ問題集

Z会らしい問題集です。具体的には問題数は少なめで精選されており読解力を必要とする問題が多めです。典型的な文章題が解けるけれど設定が複雑であったり、文章が長かったりすると解けなくなってしまう子どもにおすすめです。
個人的な印象として公立中高一貫校や国立の問題は算数とはいえ文章量が多い傾向があるので、それらが志望校だったり気になったりしている場合にもおすすめですね。
6.自由自在


公立校レベルからY偏差値50以上の学校をカバーしており標準的な難易度かと思います。またカラーで解説もしっかりなされており2020年に改定されたばかりといいことづくめのように見えますが、唯一欠点があります。
それは圧倒的な分量と分厚さで子どもによっては自由自在を見ただけでやる気がなくなってしまうでしょう。そのような場合には裁断するか、取り組む分だけコピーするとよいと思います。
7.小学教科書ワーク



難易度は公立レベルそのままですが、優秀な子どもでも以前に習った内容を忘れてしまう場合が多々あるので復習用として取り組んだり、予習用としても使えるので意外と使い勝手はよいです。
難易度の高い問題に取り組ませ過ぎるとやる気を失う子どももいるので、そういう場合には小学教科書ワークを合間合間にはさんでサンドイッチ状態で学習するとよいと思います。
まとめ
これまで紹介した問題集について下記にまとめておきましたので是非活用して、自分に合った参考書を選んでみてくださいね。
・難問を網羅したい➡スーパーエリート問題
・思考力を強化したい、サピックスの入塾を考えている➡きらめき算数脳
・難問がいいけれど問題数はいらない➡Z会グレードアップ問題集
・裁断だったりコピーする手間は惜しまない、問題量が欲しい➡自由自在
・苦手な問題や復習をさっと行いたい。手早く予習したい➡小学教科書ワーク
それぞれに役割があり、みんなちがってみんないいですね。