こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。
2021年度から2022年度に都立高校入試に英語スピーキングテスト導入が延期される予定となっています。
中学受験から撤退を考えている家庭や中学受験を迷っている家庭は多いと思いますが、中学受験を見送った先に控えている高校受験では混乱が予想されます。
高校受験のことも考えて、中学受験をするか否かを決めたいですね。わたしは可能限り中学受験はすべきというスタンスです。
それでは、本編へどうぞ!!
2022年度から都立高校入試に英語スピーキングテストが導入

ベネッセコーポレーションが東京都から受託して試験を実施することになっていますが、英語スピーキングテストの採点の公平性については疑問が残っています。

このまま2022年度から都立高校入試に英語スピーキングテスト導入されても、採点について採点者の恣意性の少ない明確な基準を示し、複数人で採点結果を協議するなどの体制を整えなければ採点の公平性は保障されないでしょう。
東京都の資料によれば、「発音・流ちょうさ」の項目は特に差がつきやすいようです。発音記号をしっかりと読めるようにし、発音記号どおりに発音することが大事となるでしょう。英検準2級を持っていれば安心のようですが、英検3級の受験者のバラツキがあるためスピーキング試験のための対策は必須といえるでしょう。
スピーキングテストの配点は英語全体のは16%~20%の見込み

スピーキングテストの配点については下図のように2つの案が示されていますが、どちらになったとしろ英語全体の16%~20%の見込みとなっています。英語全体のは16%~20の配点となると、受験生としては対策必須といえます。

(令和2年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告書)
しかしながらスピーキングテストの対策は個人では難しく、現実的には塾に通うことになるでしょう。つまり都立高校入試で高得点を取るためには高校受験の筆記対策とは別に、英会話の塾に通うか進学塾の英会話コースに通うことが必要となります。
結局のところ、受験生にとっても家計にとっても都立高校入試の負担が増加することは避けられないでしょう。
ますます女子には高校入試がおすすめできない

以前の記事で紹介しましたが中学受験を考えるような優秀な女子は高校受験がおすすめできない状況です。英語のスピーキングテスト導入となり採点の公平性に疑問が持たれている状況とあれば、優秀な女子はいっそう高校入試を回避すべきです。
詳しくは「優秀な女子は高校入試をするべきではない3つの理由」の記事に書かれているので気になるようならば読んでみてくださいね。
まとめ
コロナウイルスの影響もあり予定通りに実施されるかは不明ですが、2022年度から都立高校入試に英語スピーキングテスト導入するとなると、受験生や家庭の負担は増すばかりです。中学受験が可能な環境ならば、混乱が予想される都立高校入試よりも中学受験をおすすめします。