こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。
みなさんは東大理科Ⅲ類に自身の子供4人を合格させた脅威の「佐藤ママ」をご存知でしょうか?
そんな佐藤ママの勉強法ですがネット上では賛否両論に分かれています。
「一週間、朝から晩まで算数を」東大理Ⅲに子供4人合格 佐藤ママが教える『コロナ休校を味方につける勉強術』【中学受験篇】 | 文春オンライン
小中高の全国一斉休校がスタートして2カ月半。「子供にはまるで終わりのない春休み。まったく勉強していません」「在宅勤務中は遊びたがる子供との戦い。静かにしてくれるからついYouTubeを見せてしまう」等々、ため息をつく親が多いのではないでしょうか? 多くの学校が5月末までは休校中。しかも6月に入れば学校が再開するのかも見えない……今、日本の教育は家庭がかなりの部分を担わざるをえない状況…
今回は上記に書かれている中学受験の勉強法を評価してみました。評価といっても私の中学受験の勉強法の意見との合致具合という意味合いなのでご了承ください。
それでは、本編へどうぞ!
目次
【ポイント1】とにかく復習。小1の単元から見直してみるの評価

とにかく復習。小1の単元から見直してみる
上記の内容は正しい勉強法だと思います。今回の記事では計算や漢字について書かれていますが、図形分野において効力を発揮すると私は思います。立体図形が苦手な生徒は高さの概念があやふや、相似な三角形が見つけられないなど基礎的な知識や技能が不足していることがあります。
そのため小学1年生の分野から復習して穴をなくしておくのは良い勉強法だと思います。
毎朝のウォーミングアップで計算をやるのもいいでしょう。計算問題は親がパソコンで打ち込んで印刷してあげてください
上記の内容については手間がかかりすぎるので不必要かなと思います。
小学1年生の単元から見直すならば教材はRISU算数がおすすめですね。教科書で進めていくと膨大な時間がかかってしまい、途中で投げ出してしまう可能性が高いです。また子ども一人で小学1年生の単元から見直しをさせるのはかなりハードルが高いため親が管理することになります。
そうすると親の負担が増えてしまうので、子どもが自立学習できる教材が望ましいです。そうなってくると選択肢は限られてきて、RISU算数が一番親の負担が少なく小学1年生の単元の復習ができると思います。
RISU算数については下記記事で詳細に紹介しているのでぜひ御覧ください!
【ポイント2】一週間、寝ても覚めても同じ科目をやり続けるの評価

一週間、寝ても覚めても同じ科目をやり続ける
上記の内容は場合によると思います。成績上位者は今までの通りの勉強法で問題ないでしょう。
「成績が思ったように上がらない、塾に入ったばかり、得意科目がない」という場合には【一週間、寝ても覚めても同じ科目をやり続ける】ことによって得意科目や得点源の科目をつくることは有効だと思います。
得意科目や好きな科目をつくっておくと、勉強の中に逃げ場ができるので後々便利です。気分がのらないから昼寝したりゲームしたりするのと気分がのらないから得意科目の問題を解くのでは大違いです。得意科目をつくるために【一週間、寝ても覚めても同じ科目をやり続ける】ことは有効ですね。
【ポイント3】算数は「特製ノート」で飛躍的に効率UPの評価

算数は「特製ノート」で飛躍的に効率UP
上記の内容について、これは必要ないと思います。たしかに子どもの効率UPかもしれませんが親の負担がかかりすぎです。
塾のテキストの問題を全てコピーし、それをハサミで一つ一つ切り取って、ノートの一番上に貼り付ける
上記の内容は、作業量が多すぎるのでもし日々の生活で力が有り余ってるなら真似しましょう。
【ポイント4】国語の記述対策には「教科書」。親子で読んで会話するの評価

国語の記述対策には「教科書」。親子で読んで会話する
上記の内容は正しいと思います。たしかに正しいのですが親が国語教師レベルに教科書を精読できることが前提なのでハードルは案外高いです。
事前に教科書ガイドを買うか、「田代式 中学受験 国語の「神技」」や「秘伝 中学入試国語読解法」などのノウハウ本を読んでおいた方がいいですね。
【ポイント5】理社の暗記問題には『小学館の図鑑NEO』と『るるぶ情報版』の評価
理社の暗記問題には『小学館の図鑑NEO』と『るるぶ情報版』
上記の内容は正しいと思います。しかし中学受験の範囲外だったり出づらい分野もあるので、親が範囲や出題傾向を把握した上で補助的に使うのが効率が良いでしょう。となるとハードルはやや高めですね。
【ポイント6】家事も親子で。料理本の1ページ目から順に作れば、親も楽ちんの評価
家事も親子で。料理本の1ページ目から順に作れば、親も楽ちん
これは、たしかに正しいのですが理想論にすぎないかなと思います。ちょっとマネできないなというのが第一印象です。
うちの場合は専業主婦だったので、家事は全て私が切り盛りしていましたが、料理が得意なお父さんであれば、お母さん任せにしないで自ら率先して作って、この際、料理の腕を磨けば良いと思います。
とのことですがそんなすばらしい夫と子どもが揃う家庭はめったにないと思います。
まとめ
佐藤ママの勉強法はたしかに正しいのですが、親の負担が大きいものが多いですね。中途半端にマネをしても疲弊するだけで良い結果にはならないと思います。
東大理Ⅲに4人の子どもを送り込むだけあって推奨する勉強法もハードルが高いです。無理せずにマネできるところだけマネしてみるのが良いと思います。