こんにちは。並木(@chuju_namiki)です。
SAPIXのオンライン双方向指導がGW明けの5月7日から開始しますが、ZOOMでのオンライン指導はあくまで補講という位置づけになっています。さらにZOOMによるオンライン双方向指導では算数の科目が含まれていません。
なぜそのような事態になってしまったのか?
今回はその理由をを3つにわけて説明していきます!
それではどうぞ!
理由1:クラス内の学力差が大きいから

サピックスはZOOMによるオンライン双方向授業の準備にあたって、対面授業よりも多い60人以上のクラス編に移行しました。人数が増えたならばクラス内の学力差が大きくなるのは当たり前です。
サピックスはクラス内の学力差が大きいから算数での補講は実施できないという説明をしていますがこれはおかしな話です。それならばZOOMでのオンライン双方向授業をもっと少人数で行えばいいだけです。
少人数授業になることで生徒や家庭側にデメリットは基本的にはありません。たしかにZOOM補講の人数規模を減らせばサピックス側には負担がかかります。しかし対面授業と同じ額の授業料をとっている以上、高額な月謝に見合う対応を各生徒と家庭にすべきです。
理由2:問題演習の時間がかかるから

SAPIXは問題演習の時間がかかるからZOOMでの補講に算数に算数を含めなかったと説明しています。しかしながらこれは理由になっていません。なぜなら対面授業においても問題演習は存在するからです。対面授業ならば問題演習する時間があってオンライン双方向授業だとできないのはおかしな話です。
問題演習の時間がかかるならばその分オンライン双方向授業の時間を延ばせば解決します。SAPIXは対面授業のときには算数を一日2時間も3時間もやっているのに、ZOOMでの補講に算数がないのは問題演習の時間がかかるからでは納得いきませんね。
理由3:解法や教え方が先生によって異なるから

早稲田アカデミーでは対面授業をしていたときと同じ講師がZOOMによるオンライン双方向指導でも授業をしているという話を聞きます。これならば解法や教え方が先生によって異なるといった問題は発生いませんよね。ではなぜSAPIXでは解法や教え方が先生によって異なるという事態が起きてしまうのでしょうか。
その理由はクラス編成の人数です。対面授業よりもZOOM授業の方がクラス人数が多ければ、普段と違う先生が担当する生徒が増えるのは当たり前です。SAPIXのクラス人数は60人から80人程度とやや多めなのに対して、早稲田アカデミーでは少人数でのオンライン双方向性指導が実現できているからです。
クラスの編成人数を減らすだけで、クラス内の学力差が大きいという問題と解法や教え方が先生によって異なるという問題が解決できます。SAPIXは少人数での双方向性オンライン指導に移行すべきですね。
まとめ
SAPIXがZOOM補講に算数を入れなかった理由はただの言い訳です。少人数でのオンライン双方向指導へ切り替えて、ZOOMでの授業時間を延ばすことが今SAPIXに求められている対応だと思います。それができないのならば月謝を減額すべきです。5月中のサピックスの対応には目が離せませんね。