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SAPIX家庭学習の優先順位と目標(小学4年生編)

こんにちは、並木(@chujulab_namiki)です。サピックスといえば通塾回数が少ないことが知られていますが、その分家庭学習の負担も増えてしまいます。

そこで今回はSAPIX生の家庭学習の優先順位と学習目標に関する記事を作成してみました。よかったら参考にしてみてください

それではどうぞ!!

SAPIX4年生の学習目標

サピックスの4年生は5年生や6年生に比べると演習の量が少ないです。サピックスといえば、ハイレベルかつ演習量が多いと言うイメージを持っている方も多いですがそれは中学受験の近づいた5年生や6年生の話です。4年生は中学受験の準備段階という位置づけですのでゆっくりと進行していくんですね。

具体的にはサピックスの4年生と5年生と比べた場合、算数の問題はおおよそ3分の1から2分の1ていどになります。つまり5年生になると4年生の2倍、3倍の量をこなさなければならないということです。また4年生では毎週の授業で習う解法や知識の分量や思考力を養う問題や応用問題の分量もおおよそ3分の1から2分の1ていどになっています。

5年生の問題量で多いと思われた方もいるかもしれませんが、6年生前半になると5年生のおおよそ1.5倍の問題数をこなす必要があります。その上、6年生の中盤以降になると5年生の約2倍の問題数をこなすことになります。

1デイリーチェックで満点近くとれる

2マンスリー・復習テストで7〜8割得点できる

3「頭脳トレーニング」に取り組むことができる

そのためSAPIX4年生では5年生以降の学習量やレベルを考えると、上記の3つを目標とすると良いと思います。「頭脳トレーニング」に取り組むことができることを目標としている理由は、4年生はカリキュラムにゆとりがあるため5年生に比べて思考力問題に取り組む時間が作りやすいからです。

御三家や筑駒、灘を中心にサピックスでの偏差値55以上の学校は思考力系の問題の出題が増えてきます。6年生後半の入試直前になってから思考力系を鍛える時間を捻出することは非常に大変です。そのため難関校を狙うならば4年生までに思考力をつけておくと非常に有利です。

SAPIX4年生の家庭学習の優先順位

デイリーチェックの得点が8割以下の場合

ステップ1

授業でとったノートの復習とデイリーサピックスのBテキストの復習

ステップ2

デイリーサピックスのBテキストの「復習しよう」でステップ1の内容を確認する

ステップ3

算数基礎力トレーニングにとりくむ

ステップ4

デイリーサピックスのAテキストの復習

ステップ5

基礎力定着テストの見直し

マンスリーテストの算数偏差値が55以下もしくは組み分けテストの偏差値がマンスリーテストよりも5以上低い場合

ステップ6

新小学問題集のうち授業で取り扱った範囲にとりくむ

算数偏差値が56以上の場合

ステップ7

「毎週の頭脳トレーニング」にとりくむ

αクラスに入っており余裕がある場合

ステップ8

「入試問題に挑戦」にとりくむ

まとめ

いかがだったってしょうか。まずはデイリーチエックを仕上げることが大事ですね。そのためには授業の復習をBテキストをしっかりと勉強しましょう。また難関校を志望する場合は4年生のうちに思考力をつけておくとのちのちにゆとりができますよ。