こんにちは。並木(@chuju_namiki)です。
コロナがなかなか収束しないなか、大手塾はオンライン授業や指導に乗り込んでいますが、いきなりオンライン化したこともあり様々な問題点・課題点がでてきました。
そんな中、SAPIXでもやはりオンライン指導で問題点が浮き彫りになってきました。
今日はそんなSAPIXのオンライン指導の問題点3つについてご紹介したいと思います!
それではどうぞ!
1.双方向授業にも関わらず人数が多め

SAPIXのZOOMによるオンライン双方向指導は同時に受講する生徒が60人から80人程度とかなり多め、というのが一つ目の問題です。
日能研のオンライン双方向授業を行う人数が同時に300人程度というのに比べれば、60人から80人という数字はマシに見えてしまいますが、率直にいって双方向指導とはいえません。
80人もいる生徒と一人一人とコミュニケーションをとりながらオンラインで授業進行をするのは極めて難しいでしょう。サピックス もそれをわかってるから補講という位置付けなのでしょう。
しかし早稲田アカデミーが少人数生で双方向オンライン指導を行なっている以上どうしても隣の芝生は青く見えてしまいます。
サピックス は生徒の流出を抑えるためには、きめ細やかなオンライン指導をする必要があるでしょう。現状、オンライン双方向指導という大手中学受験塾の流行には乗れていますが、今後保護者からの要望や不満にどのように対応していくかが重要となりますね。
2.ZOOM指導に算数が含まれていない

ZOOMによるオンライン双方向指導には算数が含まれていません。SAPIXといえば算数がウリですので、ZOOMによる補講にそれがないというのは非常に残念です。
家庭学習をする上で中学受験の算数は非常に負担となるので、本来は手厚くフォローしなければならない科目です。
多少のコストがかかってしまうとしても、生徒や家庭のためを思うならば算数のオンライン双方向指導やそれに相当するものは必要なはずです。
質問教室のオンライン版を設置するなどいくらでもやりようはあります。現状維持ではなく、SAPIXからのフォローに期待したいですね。
3.低学年に非対応

ZOOMによる補講が行われるのは小学校高学年の生徒だけで、低学年の生徒には対応していません。それにもかかわらず授業料は今までと変わらない月謝です。
実際、小学2年生のお子さんを持つ保護者からサピックス を退塾しようか悩んでいる相談が私の元にありました。
現状、小学校低学年のサピックス はテキスト郵送+動画配信のみの状態です。それならば、わざわざサピックス に通塾しなくてもと思う保護者が増えるのは当然です。このままだと将来的にサピックス は生徒人数を減らしていくでしょう。
まとめ
SAPIXのコロナ禍での対応ははっきりいって残念です。双方向オンライン指導といいながら指導人数が多めだったり、そのZOOMでの補講から算数を除いたり、低学年には提供しなかったりと現状すでに改善点がいくつもあります。
ゴールデンウィーク明けからのSAPIXの対応が各家庭に寄り添ったものであることを願います。