こんにちは並木(@chuju_namiki)です。
みなさんは、扇状地と三角州ってご存知でしょうか?
そうです。どちらも河川に関係する言葉ですね。
では、扇状地と三角州の違いについてもご存知でしょうか?
言葉知っているけどその違いまでは答えることができないという方も多いのではないでしょうか。
扇状地と三角州という言葉はよく聞きますが、その違いについては意外に答えることができなかったりするものです。
今回はそんな紛らわしい扇状地と三角州の違いを紹介していきます。
意外に中学受験にさりげなく出題されたりするので要チェックです!
違いその1:形が異なる
一番の特徴と言っても過言ではないと思います。
それではどのように形が異なるのでしょうか。実際の形を見つつ解説していきたいと思います。
扇状地の場合
扇状地は図のように扇を広げたような形になっているのが特徴です。

三角州の場合
三角州は図のように土地が三角形の形になっていることが特徴です。

しかし形の違いだけでは、問題文の中に図が無い場合や、図が荒い場合だとよくわからないと思います。なので他の違い合わせてぜひ押さえましょう。
違いその2:形成される場所が異なる
扇状地と三角州の違いとして、形以外でも特徴的な異なり方があります。
それぞれ形成される場所がかなり異なるため、こちらも是非抑えましょう。
扇状地の場合
扇状地は、山と平野の間にできます。海か山かというと山に近いです。
「扇は山をあおぐ」と覚えましょう。
三角州の場合
三角州は河口にできます。河口とは河川が海・湖に注ぎ込むところになります。海か山かというと海に近いです。
「「州」と言われるぐらいなので水が近くにある状態でできるんだな」と覚えましょう。
違いその3:土地の使用方法が異なる
扇状地と三角州はそれぞれ使用のされ方も異なります。
こちらも特徴的ですが、上記2つの特徴と比べるとあまり知らない方も多いため、差をつける意味でもこちらの特徴も抑えておきましょう。
扇状地の場合
扇状地には果樹園として使われることが多いです。扇状地には粒の大きな土砂が積もるため水はけが良いです。水分を取りすぎると果物はおいしく育ちません。ですから水はけの良い扇状地が果樹園として利用されています。
三角州の場合
三角州は水はけはあまりよくありません。そのため常に水が必要な水田が多いことが特徴となっています。また三角州の方が海に近く貿易に便利なため都市が発達していることが多いのも見逃せませんね。
最後に
扇状地と三角州の三つの見分け方はマスターできましたか。これで模試や入試本番でもばっちりですね。
上記にも記載しておりますが、特徴その3の「扇状地と三角州の使われ方」は、知っている方が少ない認識なのでここで差を付けていきたいですね。