こんにちは並木(@chuju_namiki)です。
中学受験などの勉強をしていると絶対に避けて通れないのが「リアス式海岸」ですね。「リアス式海岸」を知っている方は多いと思いますが、その特徴だけしか把握しておらず試験で点数を取ることが中々できていないのが印象的です。
そこで今回は中学入試のテーマとして取り扱われることの多いリアス海岸で試験で狙われるポイントについて紹介していきます。
リアス式海岸の特徴
リアス海岸とはせまい湾が複雑に入り込んだ海岸のことをいいます。
また、「リアス海岸」は「リアス式海岸」として表記されることもあり、どちらも正しい名称ですので困惑しないように気をつけましょう。
リアス式海岸の形

日本地図で見るとギザギザになっていますね。
ギザギザになっている海岸=「リアス式海岸」とおぼえていて問題はありません。
また、リアス式海岸で代表的な3つの場所を紹介します。
三陸海岸(さんりくかいがん)
若狭湾 (わかさわん)
志摩半島(しまはんとう)
余裕があれば覚えておきたいのが下記2つのリアス海岸です。
大村湾(おおむらわん)
宇和海(うわかい)
上記二つのリアス海岸はあんまり受験やテストに出題はされませんが、上位校などでは出題されることがあるためライバルと差をつけるべく是非覚えておきましょう。

リアス海岸ができる過程
リアス海岸ができる過程はときどき問われることがありますが、これはフィヨルドと比較して覚えるとよいです。
リアス海岸
通常の山地・河谷が水に沈んでできます。
フィヨルド
氷河によって形成された谷に海水が入り込んでできます。
フィヨルドは氷河によって形成されるため、地球でも寒い地域でしか作成されません。氷河=フィヨルドで紐づけて覚えると忘れにくくなりますね。
フィヨルド自体試験ではあんまり出てきませんが、リアス海岸の特徴を覚えるためにもこの際併せて覚えてしまいましょう。
似たような二つですがつくられ方が異なっています。
リアス海岸は津波に弱い
東日本大震災のときに三陸海岸の津波の被害が大きかった原因の1つにはリアス海岸があります。なぜなら広大な海から狭い入江に津波がやってくることで水位が激しく上昇してしまうからです。
若狭湾にある原子力発電所の再稼動に関わる問題は社会問題となっていますね。
リアス海岸と養殖業
リアス海岸と養殖業は相性が非常に良いです。それは海岸線が入り組んでいるため波が穏やかだからです。せっかく育てた貝や魚が流されてしまうとたいへんですからね。
リアス海岸と養殖物のまとめ
# | リアス海岸名 | 養殖物 |
1 | 志摩半島 | 真珠 |
2 | 三陸海岸 | 海藻類・かき |
3 | 宇和海 | 真珠・たい・はまち |
4 | 大村湾 | 真珠 |
最後に
意外と思われますが、地理の特産物の暗記に関しては「桃太郎電鉄シリーズ」がおすすめです。桃鉄シリーズはもちろんゲームなので、無理なく知識がどんどん頭に入って感覚でものを覚えることができます。
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