こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。
桜蔭と女子学院の国語は大きく傾向が違うということをご存知でしょうか。僕はどちらの学校の形式も好きですがどちらかテストすると言われたら桜蔭を選びますね。
もし桜蔭か女子学院を志望するなら、志望校の国語の傾向を把握しておかないと後々痛い目を見るかもしれませんよ。
それでは、どうぞ!
女子御三家の中でも人気の二校

桜蔭と女子学院は女子御三家の中でも人気の二校であり、偏差値は桜蔭が四谷大塚で71・サピックスで62、女子学院が四谷大塚で70・サピックス61となっています。
偏差値だけで見るとどちらもほぼ同じなので「うち子はサピックス偏差値60だから桜蔭と女子学院のどちらを第一志望にするか迷ってるの」と自慢するマウンティングママもチラホラ見られますね。低学年の内ならそれでも問題ありませんが、高学年になって桜蔭か女子学院か迷っている状態だとやや危険だといえます。
桜蔭と女子学院の国語の傾向は両極端
桜蔭

説明的文章・随想文から一題と物語文から一題が例年変わらない出題となっていて圧倒的な記述欄の大きさが特徴となっています。問題数自体は多くはないのですが、一問一問が非常にボリュームがあります。
男子最難関といわれる筑駒や開成や麻布の解答欄よりも必要な文字数が多いため手早く記述しないと時間がなくなってしまいます。そのため圧倒的な記述対策が必要となりますね。
女子学院

説明的文章・随想文からニ題という構成が多くなっています。物語文がほとんど出題されないというのは特徴的ですね。桜蔭と違い女子学院は問題数が非常に多いです。語彙問題や漢字問題が含まれるとはいえ、ほとんどは記号式か短答式の問題となっています。
しかし近年の傾向では記述式の問題の割合が増えているため80字程度の記述問題には対応できるようにしておいた方がよいでしょう。記号問題や短答式の問題は桜蔭よりも選択式の消去や答えとなりうるキーワードを事前にチェックしておくといったような国語のテクニックが使えますね。
制限時間に関しては非常にシビアなので一問にかけられる時間は非常に短く、記述問題のための解答時間を残すように時間配分をしなければなりません。とにかく時間がシビアです。
雙葉は桜蔭と女子学院の間のような設問
雙葉は記述も長めのものがあり記号問題もあり語彙・漢字もありとバランスのよい出題です。2019年度では歌詞からの出題があったり、2020年度では例年は2題出されていた本文が1題だけになったり傾向が掴みづらいという特徴があります。しかし設問自体は桜蔭と女子学院の間のようなバランスのいいものとなってます。
まとめ
桜蔭と女子学院は国語の傾向が大きく違うので志望校は偏差値だけでを考えずに過去問の傾向や難易度を考慮すべきですね。
桜蔭ならば記述対策、女子学院ならば説明文や随想文を時間を計って制限時間内に解くという対策が有効ですね。