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問題発覚!?日能研のオンライン授業の問題点3つ!

こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。

なかなかコロナ禍も収束がしない今日この頃ですが、みなさんはどうお過ごしでしょうか。

様々な大手塾がオンライン授業を実施しています。
そんな中、日能研が5月8日から通常授業に変わってZOOMでのオンライン双方向授業に移行することを決定しましたが、ある問題点が発覚しています。

その問題点とは何か!?今回は日能研のオンライン授業の抱える問題点について紹介しまたいと思います!

問題点1:300人規模でのオンライン授業

日能研はZOOMでのオンライン双方向授業は5月1日現在生徒人数が300人程度を想定しているのです。生徒が300人もいてはオンライン授業で講師が全員を管理するのは不可能といえます。

まだ日能研のZOOMでのオンライン双方向授業は開始されていないので、改善の余地はありますがこのままスタートするとなると先行きは不安です。また授業面での不安に加えて通信面での不安もあります。

同時に300人が接続するとなると通信障害を起こした場合にどのようにフォローしていくのかという問題です。通信障害が起きた場合は保護者が塾に連絡して対処してもらうということになるでしょう。

そのときに電話回線は混雑しないのか十分にスタッフが各家庭の対応にあたれるのかという問題が存在しており見通しは暗いです。

問題点2:保護者から双方向授業ではないという指摘

日能研に通塾している家庭の保護者からは、生徒が300人もいたのでは双方向授業ではないという指摘もあります。

300人も生徒がいては先生とコミュニケーションをとることのできる生徒は限られます。先生も生徒の名前と顔が一致しているか怪しい状況であると思いますので、双方向オンライン授業のメリットがほとんど享受されていない状況です。

生徒流出を食い止めるため、もしくは時流に乗って双方向オンライン授業を打ち出してみたものの、実際は対応しきれていないのではと私は疑っています。

問題点3:日能研以外の大手塾への影響

日能研は双方向オンライン授業に移行すると宣言したのはサピックス よりも早く、また授業料を一部返金する対応もあり保護者からは一定の評価を得ていました。

しかしながらZOOMでの双方向オンライン授業が300人規模となると話しは変わってきます。上位層は他塾への転塾を検討するでしょうし、中堅•下位層は中学受験から撤退してしまう可能性があります。

日能研は今後同時接続人数を減らすなどの対応を随時していかなければ、生徒の流出や退塾は避けられないでしょう。

まとめ

日能研のオンライン双方向授業は300人規模と期待外れのスタートになりそうです。日能研は生徒が流出する前に素早く対応する必要があります。

また日能研よりも遅くZOOMでのオンライン双方向授業を決定したサピックスがどのように動くのかは要注目です。