こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。
気の早い家庭はすでに過去問に着手しているころだと思いますが、思うように点数が取れている子どもは少ないはずです。
今回は過去問に取り組む際の目標設定のコツを紹介していきます。
それでは、どうぞ!
合格者平均点を満点だと考える

合格者平均点を満点だと考えることにとって現時点で解けるようにするべき問題がわかり、過去問の結果に無駄に落ち込むことがなくなります。たとえば合格者平均点が100点中72点の入試があったとします。
合格者平均点が72点ということは28点分は目標とする学校に合格した子どもでも解くことができない難問ということになります。ですので、夏・秋の時点で解けなくてもさほど問題はないということです。逆に夏・秋の時点で合格者平均点を超えているならば安全校として扱うことができますね。
今回の場合は過去問演習をしたあとに、現時点では解けなくてもいい28点分の問題を探します。一問4点とすると7問は夏・秋の時点では解けなくても大丈夫です。
現時点で解けなくてもいい問題の選定方法の基準は解説を読んでも理解が難しいときです。解答を読んでも理解できない問題を得点源にするのは時間がかかるので、後回しにして別のテキストで基本事項や読解方法を確認すると効率が良いでしょう。
夏・秋の時点では合格最低点の50%とれれば問題なし

例年、大手塾では秋から志望校の過去問演習を開始するように言われます。今年はコロナウイルスの影響で模試が少なくなっている影響もあり、家庭の判断で春・夏の時点で過去問に手を付けるケースが増えています。
春・夏の時点では過去問演習の得点が思うように得点が取れて自然です。早い時期の過去問演習は問題の傾向や難易度を把握することが大事ですね。
制限時間内に解けなくても大丈夫

入試本番では定められた試験時間内に問題を解くことが求められますが、夏・秋の時点ではシビアに考えず過去問演習をするのが良いでしょう。また、春・夏の過去問演習をする際には古い過去問を使用するのが良いですね。
現時点で第一志望の合格圏内の点数やボーダーラインの点数を取れるケースは稀なので、入試本番までにこの程度の問題を解けなければいけないということを子どもが実感できれば大丈夫です。
まとめ
初めて志望校の過去問に取り組んだ子どもの多くがほとんど得点を取ることができません。入試本番までに同じレベルの問題を制限時間内に6割~7割程度の正答率で解くことができればよいのです。
過去問演習をした結果、無駄にあせって空回りしないように気をつけたいですね。