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開成・麻布・筑駒 国語の出題傾向の違い

こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。

中学受験といえば算数が花形ですが近年は2018年の開成の算数の易化のときに顕著だったように国語の点数が受験の合否を左右するケースもあります。

算数も大事ですが国語もしっかりと対策を行いたいですね。

それでは本文へどうぞ!

開成中学校の国語の出題傾向

本文は物語文+αの二題の傾向が2014年から続いています。物語文は頻出ですが、組み合わさって出る文章は説明的・随想的文章だったり物語文だったり詩だったりと傾向が掴みづらいのが特徴です。

そのためどれも満遍なく対策する必要があります。詩の対策としては筑駒の過去問が参考になりますね。

麻布中学校の国語の出題傾向

本文は物語文一題のみの傾向です。100字から120程度の記述が必要な問題も出題されているため長めの記述に対応する必要があります。長めの記述の対策として武蔵駒場東邦の過去問は参考になりますね。

筑波大学附属駒場中学校の国語の出題傾向

本文は物語+説明・随想的文章+詩の三題から構成される傾向がある。特に詩は頻出なので筑駒を受験するならば対策は必須です。

制限時間のわりに大問数が多く素早く問題を処理しなければなりません。詩に関しては読み取りづらいものがあるため、上手く記述できないときは一問にこだわらず全体の完成度を意識することが大事だと思います。

開成と筑駒の併願

開成と筑駒は本文の傾向だったり簡潔に文章を要約する力だったりと要求している能力が似ているため、両方の過去問を解くことで力がつくと思います。

そのため併願も無理なく行うことができるでしょう。一方で麻布と筑駒は本文の傾向や記述量に差があるため国語に関してだけいうならばやや相性が悪いといえます。

まとめ

開成・麻布・筑駒の国語は基本的に良問揃いのため実力を付けるのにうってつけだと思います。解答の添削作業もすればいっそう効果が上がりますね。

筑駒を第一志望とする場合は制限時間内に解ききることをいっそう意識する必要があるため普段の演習から時間を計って取り組むと良いでしょう。