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コロナ禍で公立中高一貫校が人気になる3つの理由!

こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。

コロナ禍が全く収束することのない今日この頃ですが、公立中高一貫校の人気が例年よりもさらに上がるのではないかと予想されるので今回の記事を書きました。公立中高一貫校のメリットとデメリットを伝えていきます。

それでは、どうぞ!

学費が格段に安い

コロナ禍で不況になり世帯収入が減る家庭が増えるからリーマンショックの後には中学受験する家庭が大きく減ってしまいました。不況と中学受験人口は連動しているのです。

世帯収入が減って子どもの学費を出すのが大変になった家庭でも、公立中高一貫校ならば私立中学や私立高校と比べて学費が格段に安いため無理なく通うことができるでしょう。

実は私立中学との併願も可能だから

公立中学校は適正検査型といわれて従来の私立型と大きく異なっているため併願は不可能だという意見は過去にはありました。

しかし現在では私立中学の中にはが適正検査型の入試を行って、公立中高一貫校を狙う子どもの受け皿となっている学校もあります。日本全国では147校もあり、首都圏でも80校以上が存在します。

安田学園         Y80偏差値50
東京都市大学等々力中学校 Y80偏差値56
品川女子学院中等部    Y80偏差値49
光塩女子学院中等科    Y80偏差値45
かえつ有明中学校     Y80偏差値47

上記のように四谷大塚80偏差値の50前後の偏差値帯にも首都圏私立中学で適正検査型の入試を行っている学校多数存在しています。

また最近では難関校の志望者が公立中高一貫校を併願するパターンも増えています。開成・麻布・武蔵、駒場東邦、渋谷幕張、渋谷渋谷、海城、栄光、桜蔭などの最難関校を目指している子どもであればそこまで対策をしなくても立中高一貫校に合格する可能性はあります。

難関校を目指している生徒の特徴として記述力の高さがあげられます。また難関私立校を志望する子は知識が多いので公立中高一貫校の過去問を解いて対策をするだけで合格するケースもよくあります。

また公立中高一貫校は東京都の場合2月3日に行われため、2月1日の私立に私立本命校を受けた後に公立中高一貫校を受験することもできる試験日程も魅力ですね。

合格実績が良いから

2020年度の合格実績を現役生のみで掲載しました。
やはり公立中高一貫校は侮れないレベルでかなり偏差値の高い学校への合格実績がありますね。

都立小石川中等教育学校

Y80偏差値66

卒業生150名

東京大学10
一橋大学8
東京工業大学3
早稲田大学56
慶應義塾大学31
医学部(国立・私立)6

東京都立両国高等学校附属中学校

Y80偏差値60-62

卒業生193名

東京大学5
一橋大学2
東京工業大学9
早稲田大学59
慶應義塾大学14
医学部(国立・私立)4

東京都立武蔵高等学校附属中学校

Y80偏差値61-64

卒業生196名

東京大学7
一橋大学3
東京工業大学5
早稲田大学43
慶應義塾大学18
医学部(国立・私立)10

公立中高一貫校のデメリット3点

色々公立中高一貫校のすごいところを挙げてきましたが、やはりメリットだけではなくデメリットもあります。
下記にデメリットを紹介しておりますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

小学校の成績が内申点として当日の得点に合算して評価される

現在コロナ禍ということで家庭側から出席させたくない状況だったり無駄に宿題が多かったりと、混乱する中で内申点を稼ぐのは例年よりも難しくなっていますね。

S偏差値で筑駒の偏差値上昇の理由に内申点が取り辛くて荒れそうだからというのは考えられますね。

倍率が高い

公立中高一貫校は倍率が非常に高くトリッキーな問題が出るため、実力のある子ども普通に落ちる場合があります。そこは親子共に覚悟して受験しましょう。

合格発表に時間がかかる

私立が当日中だったり次の日までに合格発表が出ることが多いにもかかわらず公立中高一貫校一週間ほどかかってしまいます。

それまでに滑り止めの納入金の支払日が来ないように調整すると無駄な出費が抑えられますね。

まとめ

2月3日に受ける学校が決まってない場合に公立中高一貫校は十分視野に入りますね。公立中高一貫校の問題はアウトプットがし辛いものがありますが、算数や理科の問題自体は同じ偏差値帯の私立中学よりも簡単に思います。記述が得意な子なら公立中高一貫校も検討してみてくださいね。