こんにちは。並木(@chuju_namiki)です。
中々コロナが収束する見込みがない中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
コロナの影響で塾などが軒並みオンライン提供をするように、時代は刻一刻と変わっていっています。
そんな刻一刻と変わっている世の中ですが、来年2021年度入試での学校ランクがかなり変わることをご存知でしょうか?
ということで今回は、来年2021年度入試で学校ランクが変わる3つの理由をご紹介したいと思います!
1.コロナの影響で中学校の志望理由に変化

現在の緊急事態宣言が解消されたとしても、コロナウイルスの影響が急になくなるとは考えられません。第二波や第三波のことを考えると、せっかく合格したとしても、通学時間がかかる学校が敬遠されることは間違いありません。
またコロナ禍では学校を選ぶ基準も今までとは変わってきます。たとえば行事やクラブ活動が魅力の学校もコロナ禍では満足に行われるかわかりませんから、志望理由として弱くなってしまいます。
逆にコロナ禍ではオンライン授業に力を入れている学校が魅力的に映りますね。学校説明会もいままでのように学校に向かう形式ではなく、オンライン形式が主体となります。
となると、オンライン授業やオンライン学校説明会で上手にプレゼンができるITに強い学校に注目が集まるのではと予想しています。
2.不況になると中学受験人口は少なくなる

森上教育研究所によると、リーマンショックの前年には首都圏私立中学校の受験者は14.8%あり中学受験が過熱していたそうです。
しかしリーマンショックの最中には首都圏私立中学校の受験者が12%台に降下してしまいました。それが2020年のコロナウイルスが出現するまでは、微増していて昨年は首都圏私立中学校の受験者が14.3%まで上昇しました。
このままいけばさらに中学受験が過熱する見通しでしたが、リーマンショックの時のようにコロナショックでも受験者減が予想されます。
リーマンショックのときのデータが示しているのは、私立中学校に入学する家庭は経済的に豊かではないと難しいということです。
コロナショックでは世界恐慌に並ぶといわれるほどの不況が心配されていますから、経済的に私立中学校に通うことができない家庭が増加する見通しです。
3.例年より仕上がりが不十分な生徒が増加

対面授業がなくなりオンライン授業に頼らざるを得ない現在、昨年に比べて受験生の平均学力が下がっています。
小学校も停止していて普段通りの生活リズムを保ちながら家庭学習ができている家庭はわずかです。また模試や公開テストも中止や自宅受験といった状況で、公平な状態でのテストとはいえません。
相対的に実力を測る機会もない中で、モチベーションを保ちスケジュールをたてて勉強することは親子ともに負担がかかる作業です。
下位層にいたっては中学受験から撤退の可能性も十分にありえます。全体的に昨年度より倍率が下がりチャレンジ校の入試は減る傾向にあるでしょう。
まとめ
中学受験の人数は大きく減少する見通しです。またコロナ禍においては人気校が大きく変動するでしょう。
おそらく付属校人気はそのままですが、進学校はコロナウイルスに対する対応で学校ランクが激変するでしょう。