こんにちは並木(@chujulab_namiki)です。
中学受験の模試には種類がたくさんありそれぞれの模試に特徴があります。今回はそんな中学受験の模試について解説をしていきたいと思います。
それでは、どうぞ!
関東編
SAPIX

問題のレべルと母集団のレベルが非常に高いことが特徴です。そのため御三家や筑駒を含む最難関校や難関校を志望する場合に最適です。
偏差値50というとちょうど母集団の平均となりますが、サピックスで偏差値50というとMARCH付属校も含まれるため世間的にはハイレベルですので注意が必要です。
サピックスというと算数に注目が集まってしまいますが、国語に関しても常に記述問題が含まれるため難易度の高いものとなっています。
四谷大塚

サピックスが難関校以上が対象なのに対して四谷大塚の場合は、中堅校から最難関校を志望する場合におすすめです。オーソドックスな問題構成と難易度で母集団のレベルとしては中堅上位から上位といったところです。
サピックスで偏差値40台前半の場合は四谷大塚の模試を受験して立ち位置を確認すると良いと思います。
逆に四谷大塚で偏差値60を超えるようならばサピックスの模試を受けてみるのもよいと思います。
日能研

日能研は標準校から難関校を志望する場合におすすめです。四谷大塚よりもやや母集団のレベルが落ちると思います。
日能研の模試は中堅校の対策を意識した構成となっており、記述力や思考力を測りづらい形式となっています。志望校の過去問を確認して記述力や思考力を重視した問題が出題されている場合には四谷大塚の模試も受けることをおすすめします。
首都圏模試

第一志望が標準校の場合は首都圏模試がおすすめです。最近は問題の難易度が上がっているので成績の確認には偏差値をみるとよいでしょう。
また他の模試で成績が下がり気味で気分が落ち込んでいる場合には首都圏模試を受験するのもありだと思います。いつもより高い偏差値が出れば自信もつくと思います。
関西編
希学園

関西で最難関校と難関校を志望する場合に希学園の模試はおすすめです。しかしながら母集団のレベルが高い上に人数が少ないため正しいデータが出づらいという欠点があります。
現実的には浜学園の模試も受けてより正確なデータを測ると良いです。問題のレベルは非常に高く進度も速いため外部生が受験する場合は予習が必須なので注意しましょう。
浜学園

関西で難関校以上を狙うならば浜学園の模試を受験するのがおすすめです。算数のレベルは非常に高いですが国語の記述問題が少ない傾向にあるため志望校に記述問題が含まれる場合は注意が必要です。
記述問題に特化した模試もあるため志望校によってはそちらを受験するのもよいでしょう。
馬渕教室

関西で標準校から中堅校を狙うならば馬渕教室がおすすめです。模試の問題は比較的簡単なため高得点勝負となることが多いです。
難関校を志望する場合は最難関トライアル実力を測ることもできます。
日能研

関西での日能研の立ち位置は馬渕教室とさほど変わらないと思います。関東と同様に思考系の問題を出題する学校を受験する場合は浜学園の模試や馬渕教室や能開センターの模試を受験するといいでしょう。
能開センター

関西の南側に多く展開しており受験者層が和歌山や泉、岸和田周辺などにやや偏っているのが特徴です。模試の問題自体は難しくありませんが国語と算数に記述があるので記述問題での実力を確かめるために利用するのもありです。
まとめ
模試を受ける際にも志望校のレベルや問題に合ったものを選ぶと効率的ですね。基本的には所属している塾の模試を受験しますが、志望校と模試のレベルがずれている場合には一考してみてはいかがでしょうか。