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【保存版】中学受験各塾のステータスを分析してみた!

こんにちは、並木@chuju_namiki)です。

今回は塾の特徴をステータスで表してみました。塾の特徴をグラフや表で表したものはすでに多くあるあると思いますが、コロナ禍で塾の情勢も大きく変わっているので改めて分析する意味があると思いまとめました。

分析の内容としては下記5項目を選定しております。

・入塾難易度
・店舗数
・授業スピード
・合格実績
・Zoom授業

また、関東中心のステータスのためご了承ください。Zoom授業の実施状況などグラフのステータス修正を求める意見はブログの「お問い合わせフォーム(こちら)」からお手数ですがご連絡いただければと思います。

それでは、どうぞ!

1.SAPIX(サピックス)

とりあえず最初はSAPIXです。全体的にバランスのいいグラフですね。合格実績は量も質も申し分ないため満点をつけました。SAPIXの入塾テストは落ちることもあるため、入塾テストの難易度はやや高めです。

Zoom授業に関しては6月から廃止になってしまったため点数は低めです。Zoom授業を中心としたコロナ禍を意識した取り組みが弱いのが難点ですね。また料金も高めのためある程度の覚悟が必要です。

2.日能研

日能研は店舗数が圧倒的に多く全国的に展開しているのが特徴です。そのため入試データの蓄積には定評がありますね。入塾難易度は低めで入塾テストに落ちることは稀といえます。

欠点は授業スピードがやや遅いことと、難関校の実績がやや弱いところです。しかし中堅校を狙うのであればおすすめの塾ですね。Zoom授業と対面授業を交互に行うという特殊なカリキュラムを現在組んでいるためそこには注意が必要ですね。

3.早稲田アカデミー

早稲田アカデミーはZoom授業を素早く採用したり、模試の採点や問題の添削に便利なEASTというアプリを開発したりとコロナ禍での対応で最近評判をあげています。

対面授業とZoom授業を選べるため家庭のニーズに応えた授業形態といえます。しかしハチマキを巻いて勉強するような体育会系の塾なので、教育方針が合うならば入塾を検討しましょう。

4.Gnoble(グノーブル)

グノーブルは店舗数こそ大手とはいえない中小規模の塾ですが、SAPIXから独立した代表者がつくった塾で合格実績や授業内容にも定評があります。

しかし店舗数の少ないことや入塾テストによる選抜が行われることから入塾難易度は高めです。授業スピードはSAPIXよりさらに早めなので注意が必要ですね。今後さらに躍進する可能性がある塾でしょう。

5.SPICA(スピカ)

スピカは店舗数以外は最強の塾といえるでしょう。開成、筑駒、麻布、灘といった最難関中学に多くの合格者を輩出しています。入塾難易度も恐ろしく高いですね。

ホームページにサンプル問題が掲載されているのですが小学三年生レベルでもそこそこ難しいです。また早稲田アカデミーの系列のためZoom授業も完備されています。ただし、校舎が一件しかないというのが明確な短所でしょう。

6.エルカミノ(ELCAMINO)

エルカミノは少数精鋭で難関中学を目指す家庭向けの塾です。御三家への合格実績もすばらしいです。入塾するためには小学4年生以上は普段エルカミノ生が受けているレベルのテストを受験しなければならないため、入塾難易度は高いです。

しかし小学1年生から3年生の場合は入塾テストなしのため低学年からで入りやすいという特徴があります。また算数の授業に特に力を入れているのが特徴ですね。

7.Genius(ジーニアス)

ジーニアスは難関校の合格実績をそこそこ出しているわりに入塾難易度が低めなのが特徴です。ジーニアスは小学4年生までは入塾テストが不要なうえに、5年生以上の生徒は四谷大塚や日能研やサピックスといった大手の模試で一定以上の偏差値を取っていれば入室テストが免除になるという対応をとっています。

また全教科でオンライン双方向授業を開始しているのも大きな長所です。最難関ではなく、中堅校から難関校を目指し地理的に通えるのであればおすすめですね。

8.フォトン算数クラブ

フォトン算数クラブは名前の通りに算数しか教えてくれないため、中学受験をするならば他の塾との併用が必須です。大学受験ですと一科目専門の単科塾もチラホラありますが中学受験だとまだまだ珍しいですね。

近年入室テストの難易度が難しくなっているため、入塾したい家庭は低学年からチャレンジすることをおすすめします。算数に特化しているだけあって算数オリンピックのファイナリストや入賞者を輩出しています。今年の算数オリンピックは自宅受験ため所属生徒は力を発揮できずに悔やんでいることでしょう。

9.Z会エクタス

Z会エクタスの合格実績は申し分ありません。筑駒や御三家中学に多数合格者を出すほどです。Zoom授業に関しては力をいれていませんが、オンライン映像授業には力を入れていて、御三家講座を数多く開いています。スタディサプリだと物足りない、難関校対策をオンラインでしたいという家庭は申し込んでみてもよいですね。

10.駿台・浜学園&希学園

駿台・浜学園と希学園はほぼ同じようなグラフをしています。浜学園と希学園は関西で難関向けに展開している人気塾ですが、東京にも進出しているのです。希学園は浜学園から独立して出来た塾なので二つの塾はよく似ています。

東京進出は希学園の方が早く関東の受験ノウハウはそれなりに持っています。しかし浜学園は駿台予備校と手を組んだためこちらも魅力的ですね。関西系の塾は灘を意識しているため関東よりも算数の進度が速いという特徴があります。

11.四谷大塚

四谷大塚は日能研と並び中学受験への影響が非常に大きい塾ですね。四谷大塚の直営店はそれほど多くはありませんが、早稲田アカデミーのように四谷大塚の教材を使用している塾は非常に多くあります。

それほど話題にはなりませんが入塾テストでは多くの受験者が落ちてしまうそうなのでしっかりと準備して臨む必要がありますね、四谷大塚は対面授業を非常に重視しているためZoom授業のポイントは低めです。

Zoom授業を行っている校舎もありますが、公式ホームページには記載されていない状態なので気になる場合は各校舎に問い合わせをしましょう。

まとめ

コロナ禍以前では重要ではなかった双方向性オンライン授業の項目を入れて塾のステータスを分析するという試みは視覚的にわかりやすかったと思います。

中小塾に関してはこちらの記事でも紹介していますので参考にしてください。くれぐれもママ友には秘密にしてくださいね。