こんにちは並木(@chuju_namiki)です。
中学受験をするか迷っている方たくさんいると思います。
私の周りでも中学受験をするかどうか迷っている親御さんが増えてきているのを身をもって実感しています。
でもなぜ令和であるこの今、中学受験が人気なのでしょうか?
現在、中学受験が盛り上がっているのにはちゃんと理由があります。
その理由をわたくし並木が5つの理由にまとめましたので、今回はその中学受験が熱い理由5つをご紹介していきます!
目次
理由1:都心部の人口が増加しているから

日本の人口はだんだんと減少していっているのは周知の事実ですが、実は都心部の人口は増加しているんですね。
なんと都心部は少子化どころか小学生の数が増えているのです。
たとえば港区の臨海部の小学校はマンモス化しており、新たな小学校が造られている状態です。人数が増えれば限られた枠をめぐっての競争が激しくなるのは当たり前ですよね。
理由2:親が中学受験経験者であるから

今の小学生の親世代は中学受験が激化していた1990年代の生まれである場合が多いです。となると自分が経験していたり周囲が経験している分、中学受験に対する抵抗感が少ないんですね。
またそのような家庭の場合祖父母も中学受験に理解がありますから、かわいい孫のために経済的な支援がなされるケースが多いです。
さらにそれを後押しするように教育的資金非課税制度が利用されています。
親が中学受験経験者だとこのような非課税制度があることも知っているため、積極的に自分の子供を中学受験をさせようとするのは自明の理ですよね。
理由3:大学入試が混乱しているから

2020年度と2024年度に行われる大学入試改革によってセンター試験を廃止して大学入学共通テストが実施されることになりました。
これにより国語や数学で記述式の問題を増加させたり、英語の民間試験の導入が検討されていました。しかし記述問題を追加したことにより国語の採点が困難になる課題が発覚しました。
さらに英語の民間試験も都心部の学生に対して島しょ部の学生が不利であることも取り沙汰されました。
そして結局のところ、英語と数学の記述問題の追加はとりやめになり、英語の民間試験導入も延期されました。
このような混乱を見ると大学入試がはたして公平に行われるのか心配になる保護者は多いはずです。そのため現在「早慶GMARCH」の付属校が大人気となっているのです。
理由4:首都圏での大学合格者のしぼりこみが行われているから

大学合格者抑制政策も大学入試の混乱の大きな要因です。これは2016年に始まった政策で都心部の大学に対して、大学入試で合格者を出しすぎてはいけないという指示です。
これを破ると大学側には補助金が減るというペナルティーがあるので従わざるをえません。こうして近年の首都圏の大学入試は激化をたどる一方になってしまいました。
しかし中学受験で大学付属に入ってしまえばこうした受験戦争も回避できるわけです。これは中学受験が人気になるわけです。
理由5:高校からの入学を停止する学校が増加しているから

私立男子進学校の「本郷」や私立女子進学校の「豊島岡女子学園」が高校募集の停止を決定しました。「本郷」の場合は2021年度から「豊島岡女子学園」の場合は2022年度からの実施です。そして時期は未定ですが「渋谷教育学園幕張」も高校募集の停止を検討しています。
このような募集停止は私立に限った話ではなく、公立中学でも同様です。
「都立富士高等学校付属中学校」と「都立武蔵高等学校付属中学校」は2021年年度から高校募集の停止になります。
さらに「都立両国高等学校付属中学校」や「都立大泉高等学校付属中学校」は2022年度から高校募集が停止されます。このように高校受験での選択肢が減ってしまったら中学受験が過熱するのは当然ですね。
まとめ
中学受験が盛り上がっているのにはきちんとした理由があるんですね。大学受験に関する課題は政府のせいなのでしっかりして欲しいですね。
個人的な意見ですが、大学受験で早慶GMARCHを受験するよりも、中学受験で付属校を受験してエスカレーターで有名大学に行ったほうが、確実に苦労はしないと思います。
私立なので費用はかかると思いますが、その後の子供の人生を考えたら安いものですよね。
また、今回の中学受験が熱い理由についてかなり詳細に書かれている本もあります。下でご紹介しているので、ぜひ機会がありましたら読んでみてくださいね。