★過去問分析一覧はこちらから★

出来る子はやっている中学受験算数たった5つのテクニック

こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。

算数の裏公式の類が多くの本やブログで紹介されていますよね。しかし実際のところ本番で使えるのかと言われたら難しいものもあると思います。

すでに学校側が対策しているケースもありますからね。そこで今回は一過性ではない中学受験算数の本質的なテクニックを紹介したいと思います。

それでは、どうぞ!

図を書くことを徹底する

中学受験算数の文章題に取り組むときに図を書いて考えることは非常に重要です。中学受験算数の文章題が解けない生徒に対して私はまず図を書けているかをチェックします。

線分図や面積図てんびん図などを使っていない生徒は基本問題は解けても応用問題になると解けないことがほとんどなので、算数の文章題は図や表を使って状況をわかりやすくすることを徹底すると算数が伸びるでしょう。

誘導にのる

意外と大事なのが規則性や約束記号の問題などで誘導にのることです。一見非常に難しそうで手も足も出ないような問題でも問題作成者が解き方を例で示している場合があります。

初めて見る問題でも諦めずに長い問題文を読んで解釈をすることで問1は解けてしまことがよくあります。この誘導にのるというテクニックはセンター試験でも必要なことです。将来的にも使う可能性が高いテクニックなのでぜひ習得したいですね。

場合の数や規則性で書き出しをする

場合の数の問題を計算でさくっと求めることを好む生徒は多いですが、難問になるとそうはいきません。結果的に一行の計算で答えが出る場合もありますが、実践では思いつかないようなテクニックを使っている場合もあります。

中学受験算数が出来る子は天才が一行の計算式で答えを導いてしまうようなイメージとは裏腹に書き出しをして問題を解いています。大学受験数学の有名参考書である「ハッとめざめる確率 」でも場合の数の公式を使う前に書き出しをして考えることをおすすめしています。

高校生ですら公式を使う前に書き出しをして考えることが大事なのですから、小学生はなおさら書き出しをしてから公式が利用できるか考えることが大事ですね。

式や数字が何を意味しているのかをメモする

式や数字が何を意味しているのかをメモすることは複雑な文章題の場合は大事になってきます。60という値がAさんの分速なのかBさんの分速なのかそれとも時間を表しているのかというようなことを勘違いして出来る問題を落としてしまってはもったいないからです。

また式や数字が何を意味しているのかをメモすることによって問題によっては途中点がもらえる可能性もありますし、採点したり教えたりする側にとってもどこで間違えたのかがわかりやすいので成長のスピードが格段に上がるでしょう。

計算しやすい数字を自分で設定する

《24000円で商品をいくつか仕入れました。それを3分の1売ったら800円の利益がありました。定価は仕入れにたいして何割増しですか》

普通に図を書いて考えても良いですが、この問題は商品を仕入れた個数を3個と考えることによって問題を格段に早く解くことができます。仕入れを3個と考えると、商品を1個売ったときに800円の利益がでると考えることができます。

ということは商品を3個売ったときに2400円の利益になります。すると利益は商品の1割にあたっていることがわかりますね。つまり定価は仕入れの1割増しとなり素早く問題を解くことができました。

このように割合の問題では個数を自由に設定できる問題といのがあります。しかしどのようなときに自分で数字を設定してよいか見極めるのは難しいと思うかもしれません。

そのようなときは、極端に考えても成立するかを意識するといいですね。上の問題なら仕入れが3個でも3000個でも定価が仕入れにたいして何割増しかという状況が変わらないことが想像できればオッケーですね。

まとめ

急に5つのテクニック全てを行動に移すことは難しいですが習慣化することができれば中学受験の算数の成績が必ず伸びるでしょう。