こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。
中学受験を扱った漫画として「二月の勝者」はみなさんご存知でしょうか?
7月からドラマを決定し、6/30日には単行本8巻を発売となっています。私ももちろん愛読しているのですが、作者である高木志帆先生が中学受験情報の漫画を書いていたことをたまたま発見し読んでみました。
「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」というタイトルで挿絵程度かなと思いましたが、90%以上が漫画となっていてエンタメとして非常に楽しめました。下記に内容や感想を詳しく紹介してきます。
それでは、どうぞ!
「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」と二月の勝者の違い

「二月の勝者」も「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」も基本的に取り扱っているテーマは同じなのですが視点が異なっているのが特徴です。「二月の勝者」はカリスマ塾講師である黒木先生と新人講師の佐倉先生を中心に物語が進行します。つまり塾にスポットライトを当てた中学受験を描いているのです。
それに対して「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」ではカリスマ講師は存在しません。それぞれ受験校や家庭環境の異なる四家族を中心に物語が進行します。つまり「二月の勝者」が塾中心の物語進行に対して、「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」は、家庭を中心に中学受験を描いているのです。
全体を通して、「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」は「二月の勝者」よりも家庭目線の描かれ方をしているため多くの保護者が共感できる内容になっていると感じました。
二月の勝者のパラレルワールド

「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」ではカリスマ講師が不在の非常にリアルな受験模様が描かれています。また登場人物も二月の勝者でどこか見たことある人たちが登場しますので親近感を持って読み進めることができます。
「二月の勝者」よりも家庭に寄り添った内容なので、ワーキングママさんが子どもを塾通いさせた時の負担がかなり詳しく描かれており、塾関係者も家庭の金銭的な負担や身体的・精神的負担を知るために読むべきだと感じました。
優秀な生徒のキャラクターの描き方が「二月の勝者」と似ているので、「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」の受験結果がもしかしたら「二月の勝者」の合否を予言しているかもしれませんね。
まとめ
中学受験情報漫画という観点から見ても満足できますし、高木志帆先生の短編漫画という視点から見ても満足できる良作だと思います。「二月の勝者」に比べて「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」は圧倒的に知名度が低いと思うので、もっと多くの方に読んでもらいたいです。