こんにちは、並木(@chuju_namiki)です。
やっとコロナ禍が収束しかけている中みなさんはどうお過ごしでしょうか。
コロナ禍での入試の代替案としてに2021年度は入試範囲が削減される可能性が浮上しています。これが本当ならば合否に直結する問題ですよね。
ゆっくりと順を追って紹介していきますよ!
それではどうぞ!!
日本教育学界は9月入学に否定的

世間で話題となっている9月入学ですが、日本教育学界は9月入学に否定的です。主な反対理由としては、今年9月から導入すると来年度の小学校入学年齢が最高で7歳5カ月の高年齢になってしまうという意見があります。
また、4~8月までの学費は誰が負担するのかといったことなどを理由に日本教育学界は9月入学に否定的な態度を示しています。
大学入学共通テストは高校2年生までの履修範囲に重点を置く案

日本教育学界は9月入学でコロナ禍を乗り切るという対策ではなく出題範囲を減らす方向で議論を重ねているようです。たとえばセンター試験の後釜となる大学入学共通テストでは高校2年生までの履修範囲に重点を置く案が浮上しています。
具体的には大学入学共通テストにおいて高校2年生までの配点を高め、高校3年生の学習分野の配点をやや少なくするということです。
国公立の二次や私立にも影響があるのか

大学入学共通テストで入試範囲が削減されることが決まれば、国公立大学の場合その影響を受けることは避けられないでしょう。
大学側が個別に入試範囲について詳しくアナウンスする可能性がありますね。私立大学に関しては入試範囲の削減は完全に各学校に委ねられてしまいますね。国公立大学よりも影響は少ないといえます。
しかし私立大学も従来どおりならセンター利用入試に相当するものがあるので全くの無関係というわけにはいかないでしょう。
中学受験や高校受験への影響は

中学受験や高校受験に関しても、小学6年生や中学3年生の分野からの出題が控えられる可能性はあります。とくに国公立中学・高校では大きく影響が出るのではないでしょうか。
私立校に関してはこれからの出方次第ですが、国公立中学は入試ではなく適性検査であり、建前上は塾などに通うことなく突破できる難易度とされている以上、小学6年生の分野からの出題を控える可能性はあると私は予想しています。
国公立中学や高校を入試する場合はすでに習った「小学4年生・5年生」や「中学1年生・2年生」の内容を固めておくほうが2021年度は入試に有利になるのではと思います。
まとめ
日本教育学界は9月入学に否定的なため、高校3年生の分野は配点が低くなり高校2年生までの分野が重点的に出題される方向で議論が進んでいます。
大学入試に引っ張られて国公立の中学や高校は同じように受験学年の出題範囲は削られる可能性があります。
国語は学年の境目が曖昧な科目ですが算数・数学や社会、理科は単元でしっかりと定められているので、国公立校を受験する場合は既習範囲を固めるのがよいでしょう。